
家庭裁判所調査官と呼ばれる職業の方がいます。彼らは、家事事件の調査のスペシャリストです。彼らはいったい何者なのでしょうか。
家事事件といっても対象は広く、離婚などの家庭内の紛争から少年事件まで、事件の内容も関わる人間も多種多様です。家庭裁判所の裁判官は、紛争を解決することで手一杯ですから、判断に必要な情報をいちいち集めることは時間的に無理です。そこで、家庭裁判所調査官が、裁判官の判断に必要な事実を調査します。いわば、裁判官の右腕といえる存在です。
家庭裁判所調査官の仕事は、家事事件の分だけ存在しているといってもいいでしょう。それは、大きく分けて3つの仕事があります。ひとつは、家事事件の審判や調停に必要な事実の調査です。次に、少年保護事件に必要な事実の調査です。
最後のひとつは、親権者の指定に必要な事実の調査です。いずれも家庭裁判所の解決する紛争の中でも、困難な部類のものばかりです。 家庭裁判所調査官に任命されるためには、試験を突破する必要があります。仕事の内容からも分かるように、たいへん魅力的な仕事のため倍率はとても高いです。例年10倍を超えています。
家庭裁判所調査官は家庭内の紛争について調査するのが仕事ですから、DVなど目にしたくないものであっても調査して報告する義務があります。家庭裁判所調査官はその仕事の広さやおもしろさからドラマやマンガにもなっていますが、華やかに見えて実際はたいへんな仕事であるといえるでしょう。
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