
裁判所と名のつくものには「家庭裁判所」のほかにも、「地方裁判所」「簡易裁判所」「高等裁判所」「最高裁判所」があります。これらは、どのように異なるのでしょうか。 まず、地方裁判所です。ここは、紛争解決の一番手として登場します。多くの事件は、地方裁判所で判断されます。
家庭裁判所との違いは、事件の幅です。家庭裁判所は家事事件を担当しますが、地方裁判所はお金の貸し借りのような民事事件、犯罪者の有罪・無罪を判断する刑事事件など数多くの事件を処理します。多くの場合、1人の裁判官が事件を処理していきます。
そのような事件のうち、借りたお金の額が小さいものや、犯罪のうちでも万引きのように被害が少額なものについては、簡易裁判所が判断します。簡易裁判所は地方裁判所に比べて、判断までの時間が短く、そのためにかかるお金も安くなります。
次に、高等裁判所です。これは、地方裁判所の判断が正しかったかどうかについて判断します。いきなり高等裁判所が判断することもありますが、まれです。家庭裁判所で争われた事件も、高等裁判所にきます。高等裁判所は3人の裁判官が事件を判断します。地方裁判所よりも多くの裁判官を使って、より緻密に判断することにしているといえます。
最高裁判所は、いわゆる司法を司る最後の砦です。日本では三審制を採用しており、ひとつの事件について最高裁判所が最終的な判断をします。家事事件の場合に、最高裁判所までくることはほとんどありませんが、もちろん最高裁判所まで争うことができます。ここまでくると、時間も年単位でかかりますし、あわせてお金も相当かかります。最高裁判所では3人から5人の裁判官が判断に加わります。多いときには、15人もの裁判官が判断します。最後の砦として、誤った判断をしないように、万全の体制を引いているといえます。
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